- ストーリー -
そこはどんな海よりも深く、どんな闇よりも暗い場所にあるという。
闇に魅入られた禍々しき者どもが集う暗黒世界────。
彼の地がどこにあるのか?
それは定かではない。
しかし、誰もが心の奥底でその存在を信じ、畏れていた。

魔王クリチェフスコイ、死す。

長きに渡り魔界を統治してきた偉大なる王の死は、
異空の闇を駆け抜け、瞬く間に魔界全土へと広がった。

これを機にクリチェフスコイ施政下でくすぶっていた
野心旺盛な悪魔たちが次々と台頭。
魔界は群雄割拠の乱世を迎えることになる。

それから二年後────。
- キャラクター -
魔王の息子
ラハール(CV:水橋かおり)
魔王クリチェフスコイの一人息子。
オレさま至上主義で、わがまま、身勝手、
自己中心的な性格。
父亡き後、魔王の座を狙っている。
愛とか優しさとかいう言葉が大嫌い。
キュートな小悪魔
エトナ(CV:半場友恵)
ラハールの家来で、するどいツッコミの持ち主。
ラハールをしのぐほどの野心を持っている。
亡き魔王クリチェフスコイを尊敬している。
天使見習い
フロン(CV:笹本優子)
大天使に魔王クリチェフスコイ暗殺を命じられた天使見習い。
ボケたところも多いが、物事の本質は本能的に捉えている。
悪魔に愛を伝道するのが使命だと勝手に思い込む愛マニア。
ヒーロー好き。
忠実(?)な下僕
プリニー隊(CV:間島淳司)
金で雇われたエトナ直属の家来たち。
そのほとんどのものは、テキトーな性格。
ビューティー男爵(自称)
中ボス(CV:鈴木千尋)
ビューティー男爵を名乗るナルシストな悪魔。
たびたびラハールの前に現れ、勝手にラハールをライバル視している。
大天使
ラミントン(CV:間島淳司)
天界の指導者。
愛と優しさに満ちた美しき天使。
現在の天界と魔界の関係を憂いており、ある人物とフロンを魔界へ送り込む計画を立てる。
天使長
ブルカノ(CV:宮田浩徳)
大天使のお気に入りであるフロンに嫉妬
している。
野心と怒りに我を忘れて暴走していく。
彼は彼なりに世界を案じており、
何やら計画をしている様子。
- メイキングキャラクター -
戦士(男)
魔界では多くの者が生まれながらにして戦士の素質を持ち合わせている。
軽装なのは動きやすさを求めた結果と、彼らが瞬時にして肉体を硬化させる能力を身につけているからである。
好戦的な性格で仲間意識は低いが、自分が認めた相手に対しては敬意を払う。
戦士(女)
女戦士としての素質を持つ者が少ないため、素質ある者は幼くして師に引き取られ、師一人、弟子一人の修行生活を送る。
師は引退した女戦士であることが多い。
弟子は『リーベ』と呼ばれ、戦闘技術以外にも生き抜くためのすべてを徹底的に叩き込まれる。
そのためか勝気な性格の者が大半。
格闘家(男)
自らの肉体を極限まで鍛え抜き、己が道を極めんとする孤高の戦士。
暗黒闘気を身にまとっているので徒手空拳で銃剣類の武器と互角に渡り合える。
開祖は人間界から修行にきた伝説の格闘家と言い伝えられているが、真相は定かではない。
強さこそが正義であり心理とする武侠集団。
格闘家(女)
魔界の辺境にある『獣の里』出身者で構成。
もともとは貴族の娘の花嫁修業の場だったが長い歴史の中で不必要な要素が淘汰されていき、結果として獣の里は女格闘家の養成所になった。
獣の里のニルヴァームといえば、武林(武芸者の世界)でも一目置かれる存在。
ニルヴァームとは免許皆伝の意。
魔法使い(男)
魔法を使うには並外れた精神力が必要であり、独特の格好は集中を高めるための伝統衣装。
彼らが奇声を発するのはトランス状態の証で、集中力が頂点に達していることを表している。
その集中力は200ポルガ以上を記録。
代表的な魔法としては、炎・水・風のいわゆる『三大霊素』を利用したものが有名。
魔法使い(女)
魔法とはジオエフェクトの発見者であり、錬金術・魔地質学の祖ヴリアミドが提唱した『七霊素の法則』を基本理論とした力の総称。
正確には精神力を消費して霊素を発現する一種の内転外放を利用した連鎖反応。
魔法使い(トロイラ)という言葉は古代語の自己犠牲(トロイラーボ)を語源とする。
僧侶(男)
好戦的な悪魔の中では珍しく戦いを嫌い、天界への偏見も持っていない良識派が多い。
戦いで傷ついた者をいやすことは罪深いとし、自らの行為を罰するため、イバラの法衣を身にまとうよう教義で定められている。
教典には魔法が科学的に証明される以前から彼らが自然霊素の存在を知っていた記録もある。
僧侶(女)
もとは天界から追放された天使が堕天使となり、いやしの魔法を広めたと言い伝えられている。
男の僧侶と違い、戦いに傷ついた者をいやすことは必要な行為だと考える肯定派。
そのため、能力を伸ばすことは積極的で女僧侶専門の魔法学校は数千年の歴史を誇る。
セラ・ヴィガードなど有名僧侶を輩出。
ストライダー
地形を操るという、ある意味究極の技術を持つ。
力がすべての魔界では低く見られがちだが、その能力が秘める可能性を理解している者は彼らを高く評価し、厚く遇している。
言葉のなまりが地底村や洞穴村出身者特有で子供のように好奇心旺盛。
銃を扱わせたら彼らの右に出る者は無し。
魔法剣士
剣士でありながら魔法を操る異能者で悪魔の中でも一握りの物しかなれない。
彼女たちの瞳には『ゾーン』と呼ばれる未来を見通す神秘の力が宿っているという。
悪魔ながらに義に厚く、忠を重んじる性格で、剣の誓いに背くことは、すなわち死を意味する。
学問にも通じ、宇宙真理の探求者でもある。
忍者
魔界の闇から生まれた暗黒の使徒たち。
暗殺を生業としていた彼ら一族は権力者にとって大いなる脅威だったが、クリチェフスコイ王の施政下に入り、暗黒面での活動を徐々に縮小していった。
今では主君に対する強い忠義心から各方面の護衛として重宝されている。
魔界の各地に点在する聖域の守護者として長きに渡り、侵入者を退けてきた一族。
先の大変動により、ほとんどの聖域が失われ、彼女たちは職業剣士として生きることを選んだ。
聖域の守護者としての使命は失ったものの、剣への志と誇りは彼女たちの胸に刻まれている。
『ブシロード』という独自の信仰を持つ。
盗賊
盗みは賞賛に値する高等技術として公認。
出身、性別、経歴、年齢など一切問わず、多くの人材を登録している盗賊ギルドは魔界最大の組合組織として知られており、依頼されれば、どんなものでも盗む。
長い魔界史の中には『盗賊王』と呼ばれ今も伝説として語り継がれている者も。
アーチャー
女だけが住む氷の山村『パドル』出身者で構成。
彼女たちは風の声を聞き、風力・風向きなどを正確に感知する一種の予知能力の持ち主。
『セブリア』と呼ばれる女長を中心とした独自のコミューンを組織して生活。
子供は村の中央部にある大木の根から誕生。
排他的な土着信仰を持ち、弓以外の武器を嫌う。
魔人
正確には職業ではない。
なぜなら彼らは生まれながら強じんな肉体、恐るべき怪力、残酷な心を備えているからだ。
魔界でも百年に一度生まれるか生まれないかの貴重な人材ゆえに特別に議会に登録されている。
強き者と戦うことを至上の喜びとし、弱き者は生きる価値もないと考えている。
- システム -
基本システム
基本システムはオーソドックスなタクティカルシミュレーションRPGを踏襲しています。
これに本作ならではのテイストを盛り込み、より楽しく、より遊びやすい世界を構築しています。
ダンジョンは「エリアマップ」と呼びます。
各エリアマップにはクリアするための条件が設定されています。
クリア条件を満たすように、ゲームを進めていきます。
戦闘は味方の行動が全て終わってから、敵の行動に移る、ターン制になっています。
味方を動かして、敵を攻撃します。
攻撃を指定すると、キャラクターが攻撃アクションを起こし、エリアマップ上で大暴れします。
戦闘を重ねて、クリア条件を達成すると、ステージクリアとなります。
これを繰り返すことでキャラクターを鍛えながら、ストーリーを進行させていきます。
アイテム界
アイテム界とは、武器防具などのアイテム一つ一つに存在するエリアマップのことを指します。
アイテム界で戦闘を重ねることで、アイテムをパワーアップさせることができます。
アイテム界は入るたびに形状を変化させる「エクストラダンジョン」になっています。
1階層下りるごとに、そのアイテムがレベルアップしていきます。
ただし、アイテム界に一度足を踏み入れると、10階層下りるまで魔王城には戻れません。
アイテム界で倒した住人は、他のアイテムへ移住させることができます。
これを「アイテム合成」と呼びます。
これを利用すれば、例えば剣「DEF屋」を移住させて、「防御力の強い剣」なども作成可能です。自分好みのアイテムにカスタマイズしましょう。
アイテム界はダンジョンなので、当然敵との戦闘もあります。
階層が深くなるにつれて、敵のレベルも上がっていくので、最初のうちはむやみにアイテム界に入らないのが得策でしょう。
万全の準備を整えてから、ぜひチャレンジしてみてください。
暗黒議会制度
『暗黒議会』に議題を提出し、可決されることで様々な願い事をかなえることができます。
買い物をするときの品揃えから、仲間の作成まで、多くの要素がこの議会に左右されます。
好意的な議員ほど『賛成』してくれる確率が高くなり、否定的な議員は『反対』しやすいですが、ワイロを贈ると……?
願い事が否決されても、最後の手段────力ずくで説得(?)ができます。
力ずくで説得を選択すると、その場で戦闘が始まります。
反対議員を全員倒すことで願い事を可決することができます。
レベルが高くて勝てそうにない議員には、あらかじめワイロを贈っておくのが得策です。
また、賛成している議員を攻撃すると、敵(反対議員)になってしまいます。
キャラクターメイク
暗黒議会制度では、味方キャラクターを増やす『キャラクターメイク』ができます。
最初のうちは基本的な職業のキャラクターしか作れませんが、レベルアップさせることで、ワンランク上のユニットを作成できるようになります。
持ち上げる&投げる
エリアマップ上にいるキャラクター(敵、味方関係なく)を持ち上げて、遠くへ投げ飛ばすことができます。
近づく敵を強制的に遠ざけたり、味方を敵の近くに投げて攻撃させたり、様々な使い道があります。
キャラを持ち上げたら、投げる方向と距離を決めて、ポイッと投げられます。
投げられる距離はキャラクターによって異なるので注意してください。
持ち上げられる数は一人ではありません。
持ち上げているキャラを、さらに別のキャラが持ち上げる……という方法を繰り返しましょう。
「持ち上げる」&「投げる」のコマンドは、味方の人型キャラのみ使用できます。
上手に利用すれば、いろいろな戦略を立てることができるでしょう。
ジオエフェクト
エリアマップ上にある光るパネル(ジオパネル)と、そのパネルの効果を司っているシンボル(ジオシンボル)を総称して、ジオエフェクトと呼びます。
これを利用すると、戦闘をより楽に勝利できるので、上手に活用するのが得策です。
ジオシンボルは「攻撃力+50%」「防御力-50%」など様々な効果を持っています。
これらのジオシンボルをジオパネルに乗せると、シンボルの乗ったシンボルの乗ったジオパネルと同じ色のジオパネルに立つキャラクター全てにその効果が得られます。
ジオパネルに乗っているジオシンボルを破壊すると、そのジオパネルと同色のジオパネルが、破壊されたジオシンボルの色に変化しながら衝撃波を起こします。
この衝撃波は敵味方問わず、ダメージを与えます。
ジオエフェクトを極めれば、一瞬にして敵を全滅させることも夢ではありません。ぜひその爽快感を味わってみてください。
- 製品情報 -

タイトル:魔界戦記ディスガイア
ジャンル:史上最凶やり込みシミュレーションRPG