フーカ&デスコ編は、本編シナリオ後のストーリーです。 追加シナリオの紹介の中には、いわゆる本編のネタバレに 関わるものもあります。クリア前の方はお気をつけください!
これはヴァルバトーゼたちが魔界政腐の怠惰を正し、世界を救った日から少し後の物語。
一連の騒動終結後も、地獄で勝手気ままに過ごしていた風祭フーカは 赤い月の輝く夜に、プリニーたちが勤めから解放されて旅立つ姿を目撃する。
罪を犯した人間の魂は、プリニーとしての過酷な労働につとめ、 その報酬として手に入れたお金で生前の罪を贖う義務を背負っている。 罪を償い終えたプリニーだけが、赤い月の夜に、月へと送られ転生して次の人生に旅立てるのだ。 本来であれば、フーカも目前のプリニーたちと同じ道をたどるはずだった。 しかし、フーカ自身が『死んだこと』『生前罪を犯したこと』を認めないため、 プリニーの枠からはみ出していた。 死んだことを棚上げにしたとしても、過酷な労働に取り組む気などサラサラ無いので、 これまではプリニーとして振舞うことを一切拒否してきたのである。
そんなフーカだったが、プリニーたちの旅立ちに立ち会っていた 死神・エミーゼルからプリニーの転生事情を聞いて、ニヤニヤ企み顔に。 キレイな魂になって転生する、それはつまり人間界に戻れるということでは……? 以前から、「地獄にいるという悪夢」が終わるのを望んでいたフーカには、魅力的な話である。
転生には、罪を償うためのお金が必要だと聞いて、まずはお金を手に入れようと行動を開始する。 「アタシは今まで何度も魔界を救ってきたけど、全然お金もらってないもん! だから、その分をいただくってワケ!」 かなり強引な言い分により、お金がたくさんあるところから徴収(強奪)することになる。
「何が何だかわからないデスけど、おねえさまのためなら、えんやこらデス! もちろん、お手伝いするのデス!」 フーカの願いをかなえるために、デスコも全面協力を申し出る。
さらに、お金の徴収といえば、業欲の天使でしょ! ……ということで、周囲の人物を巻き込みながら、 『フーカの悪夢お目覚め大作戦』が開始されるのだった。