原始より、人は『闇』を恐れてきた。 吸血鬼、狼男、ゾンビ、幽霊etc 国によっては形は違えど、『闇』に対する強い恐怖心は、人の心を縛り、その行いを律する力を持ってきた。 まさに必要悪だった。 しかし、文明が発達した現代では、 戦争、殺人、詐欺、ミスによる大惨事が横行し、 人は『闇』以上に、人の行いを恐れつつある。 これは、魔界の底辺である刑務所”地獄”から始まる、 いくつもの世界をまたにかけた世直しの物語である。